「のしの表書きは何と書けばいいの?」
「御祝と表彰記念どっちが正しいの?」
社内表彰で使うのしの表書きは、表彰の種類によって正解が決まります。一般的には「表彰記念」または「御祝」で、水引は「紅白蝶結び」が使われることが多いです。
「御礼」や「感謝」を通常の表彰に使ってしまうと、受賞者に格式の低い印象を与えてしまうケースがあるため使用は控えたほうが良いでしょう。
他にものしに関わるマナーはいくつかあるので、本記事では景品選びのプロが社内表彰ののしの表書きを中心に、以下の内容を詳しく解説します。
この記事を読めば、のし紙に関する疑問が解消され、スムーズに社内表彰の準備を進められます。ぜひ最後までお読みください。
なお、のし紙とあわせて社内表彰の記念品をまとめてご用意される場合は、景品ショップマイルームにて法人のお客様向けのお見積り・一括対応サービスもご利用いただけます。
詳細は以下のページをご覧ください。

index
社内表彰で使うのし紙の表書きの書き方
社内表彰の記念品にのし紙を用意する前に、まずのし紙の「構成」を理解しておきましょう。

のし紙は以下の4つの要素で構成されています。
| 要素 | 位置 | 内容 |
|---|---|---|
| 表書き | 水引の上・中央 | 贈る目的を示す言葉(例:御祝、表彰記念) |
| 水引 | 紙の中央 | 紐の束(紅白蝶結びなど) |
| のし | 右上 | 鮑(あわび)を模した飾り。慶事用の証 |
| 贈り主名 | 水引の下・中央 | 贈る側の名前(会社名・代表者名) |
この4要素のうち、担当者が最も迷うのが「表書き」と「贈り主名」の書き方です。次の章で、それぞれの正解を詳しく解説します。
社内表彰ののし表書きの正解は「表彰の種類」による
表彰の種類ごとに、よく使用される表書きと贈り主名の例は以下の通りです。
| 表彰の種類 | 表書きの例 | 贈り主名の例 |
|---|---|---|
| 永年勤続表彰 | 祝 勤続○年 / 永年勤続記念 | ○○株式会社 / 代表取締役社長 ○○ ○○ |
| MVP賞・優秀社員賞 | 表彰記念 / 御祝 | ○○株式会社 |
| 功績表彰・社長賞 | 表彰記念 / 御祝 | ○○株式会社 代表取締役 ○○ ○○ |
| 皆勤賞・精勤賞 | 記念品 / 御祝 | ○○株式会社 |
| 定年退職・感謝状贈呈 | 御礼 / 感謝 | ○○株式会社 |
| 社内コンテスト・大会表彰 | 記念品 / 表彰記念 | ○○株式会社 |
| 創立記念・周年記念 | 創立○周年記念 / 記念品 | ○○株式会社 |
のしや表書きの記載方法については、社内規定で定められている場合があります。
必ず事前に確認し、社内ルールを優先するようにしましょう。
社内表彰に使うのし紙の選び方
表書きが正しくても、水引の種類やのし紙の付け方を間違えるとマナー違反になります。以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
水引は「紅白蝶結び」を選ぶ
社内表彰の水引は、以下のような「紅白蝶結び(花結び)」が適切です。
紅白蝶結びののし |
蝶結びは「何度繰り返してもよいお祝い」に使う結び方です。
一方、結婚や快気祝いに使う「結びきり(あわじ結び)」は「二度と繰り返さない」を意味するため、繰り返し行われる社内表彰には向きません。
社内表彰では表彰の種類に限らず「紅白蝶結び」を選びましょう。
渡すシーンに応じて内のし・外のしどちらかを選ぶ
基本は「式典で手渡しするなら外のし」「郵送・配送するなら内のし」と覚えておくと迷いません。渡すシーンによって使い分けましょう。
| 項目 | 外のし | 内のし |
|---|---|---|
| のし紙の位置 | 包装紙の外側 | 包装紙の内側 |
| シーン | 表彰式にて手渡しする場合 | 郵送・宅配で届ける場合 |
| 特長 | のし紙が一目で見え、何の表彰か会場全体に伝わる | 輸送中にのし紙が破れるのを防げる |
また、複数名へまとめて配送する場合も、破損防止の観点から内のしを選ぶと安心です。
なお、のしの選び方だけでなく、記念品そのものの選定も表彰の満足度を左右する重要なポイントです。
社内表彰の効果をより高めるためにも「社内表彰の景品のおすすめ10選!喜んでもらうための商品の選び方も解説」の記事にて記念品選びのポイントについてあわせて参考にしてみてください。
社内表彰ののしの書き方のマナー
のしの内容が正しくても、表記の不備があると形式として違和感を与えてしまうことがあります。
以下のルールを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
筆か筆ペンを使う
のし紙の表書きは、筆または筆ペンで濃い黒色を用いて書くのが正式なマナーです。
のし紙は礼儀を重んじる文書であり、日本の伝統である「毛筆文化」に基づいた作法が現在も受け継がれています。
例えば、永年勤続30年という節目の表彰にもかかわらず、ボールペンで書かれたのし紙が使われていると、簡素でお祝いの場にふさわしくない、または雑だなといった印象を与えてしまう可能性があります。
ボールペンや万年筆は、フォーマルな場には適しません。
また、薄墨は葬儀・お悔やみといった弔事で使用されるため、社内表彰の場では避けるのが基本です。
のしには、筆や筆ペンを使うようにしましょう。
縦書きで書く
のし紙の文字は縦書きが正式です。表書きと贈り主名の配置バランスにも作法があります。
| 項目 | 記載ポイント |
|---|---|
| 表書きの記載場所 | 水引の上・中央に、贈り主名(下段)は水引の下・中央に書く |
| 表書きの文字サイズ | 贈り主名より「やや大きめ」に書く |
| 文字数が多い場合(例:「祝 勤続三十年」) | 全体が縦長の長方形に収まるよう配置する |
「縦書き・中央揃え・表書きを大きく」の3点を意識すれば、見た目がきれいに整います。
表彰の規模と形式で贈り主の名前を決める
のし紙の下段には「贈り主名」を書きます。誰の名前を書くかは、表彰の規模と形式によって判断しましょう。
| 書き方 | 例 | 使うシーン |
|---|---|---|
| 会社名のみ | ○○株式会社 | 一斉表彰・全社員対象の記念品 |
| 会社名+代表者名 | ○○株式会社 代表取締役社長 ○○ ○○ | 個人への表彰で格式を出したいとき |
| 担当者個人名のみ | – | NG(贈り主は必ず「組織」として明示) |
また、受賞者名を記載するかどうかは以下を参考にしてください。
| 受賞者名 | 条件 | 書き方 |
|---|---|---|
| 入れる | 個人への特別表彰・永年勤続など | 右側に贈り主名、左側に受賞者名と分けて書く |
| 入れない | 一斉配布・参加賞・複数名に同じのしを使う場合 | — |
迷ったときは「会社名+代表者名」で贈り主を明示し、個人表彰であれば受賞者名も添えるのが正解です。
記念品選びもまとめて済ませたい方は、景品ショップ「マイルーム」へ。のし・パネル・目録の手配まで一括で完結するので、表彰準備の手間を大幅に減らせます。
法人のお客様向けのお見積り・一括対応サービスもご利用いただけますので、あわせてご検討ください。

表書きに使う言葉を使い分ける
表書きに使う言葉で迷ったときは「表彰記念」または「御祝」を選ぶと安心です。シーンごとに使い分けの基準を押さえておきましょう。
- 御祝
- 表彰記念
- 永年勤続記念
このうち「御祝」は汎用性が高く、どのシーンでも使える便利な表書きですが、その分やや一般的な印象になりやすいという側面もあります。
より表彰の意味合いをはっきり伝えたい場合には「表彰記念」がおすすめです。後から見返したときに何の記念品かがひと目で分かりやすくなります。
また、永年勤続表彰に限っては「永年勤続記念」を用いるのが一般的です。勤続年数を明記したい場合は「祝 勤続○年」と組み合わせて使うとと組み合わせるとより丁寧な印象になります。
「御礼」と「感謝」は表書きに使用しない
表彰記念・御祝・祝 勤続○年は表彰・受賞の場面で使用し、御礼・感謝は定年退職・感謝状贈呈の場面に限定しましょう。
社内表彰ののしに「御礼」や「感謝」と書くのは、シーンによってはマナー違反になるため注意が必要です。
「御礼」「感謝」は目上の人や取引先への謝礼・お礼に使う表書きです。会社から社員への表彰という「上から下への贈り物」には文脈が合わず、受け取った社員に違和感を与えてしまいます。
例えば、永年勤続表彰の記念品に「御礼」と書いた場合「会社が社員に感謝する」意味合いになり、表彰としての格式が下がる印象を与えてしまいます。
【シーン別】社内表彰ののし表書き実例集5選
自分のシーンに当てはまる表書きをそのまま使えるよう、よくある表彰ケースごとに実例を掲載します。
それぞれ詳しく解説します。
永年勤続表彰(10年・20年・30年記念)
永年勤続表彰は、社内表彰の中でも特に格式を重視すべきシーンです。表書きは勤続年数を明示する書き方が喜ばれます。
勤続年数を具体的に入れると、受賞者の努力を会社がきちんと見ているという誠意が伝わります。単に「御祝」とだけ書くよりも、格段に気持ちが伝わる表彰になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨表書き | ・祝 勤続○年 ・永年勤続記念 ・勤続○周年記念」 |
| 水引 | 紅白蝶結び(5本または7本) |
| 贈り主 | ・○○株式会社 代表取締役社長 ○○ ○○ |
「祝 勤続20年」のように勤続年数を明記するのがベストです。
また、贈り主の部分は、代表者名まで入れると格式が高まります。
MVP賞・優秀社員賞・功績表彰
業績・功績に対する表彰では、受賞者の達成感を高める表書きを選びましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨表書き | 「表彰記念」「御祝」 |
| 水引 | 紅白蝶結び |
| 贈り主 | 「○○株式会社」または「代表取締役社長 ○○ ○○」 |
「表彰記念」は受け取ったあとも、何の記念かが一目でわかるため、長期間飾ったり保管したりする記念品に適しています。
皆勤賞
皆勤賞・精勤賞は、感謝の気持ちが自然に伝わる次のような表書きを選びましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨表書き | 「記念品」「御祝」 |
| 水引 | 紅白蝶結び |
| 贈り主 | 「○○株式会社」 |
皆勤賞・精勤賞は継続した努力を称える表彰なので、大げさなものは適していません。
皆勤賞ののしには、努力をねぎらい、その成果を称える気持ちが端的に伝わる表書きを選ぶことが大切です。形式にとらわれすぎず、「記念品」や「御祝」といったシンプルな表現でも、継続して積み重ねてきた姿勢への敬意は十分に伝わります。
受け取る側の誇りや達成感をより一層引き立てるためにも、温かみのある言葉選びを心がけましょう。
のし・表書きの選び方が決まったら、次は表彰の内容そのものを充実させることも大切です。
社内表彰のアイデアをさらに広げたい方は「社内表彰のアイデア15選!社員のやる気を引き出すユニークな取り組み事例も紹介」の記事もご参考ください。
定年退職・感謝状贈呈
定年退職・感謝状贈呈は、ほかの表彰と異なり「感謝・ねぎらい」の意味合いが強いシーンです。表書きもそれに合わせて選びましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨表書き | 「御礼」「感謝」「退職記念」 |
| 水引 | 紅白蝶結び |
| 贈り主 | 「○○株式会社 代表取締役社長 ○○ ○○」 |
なお、贈り主には個人名まで記載すると、より丁寧な印象になります。
「御礼」や「感謝」は通常の表彰では用いませんが、退職や感謝状の場面では適切です。用途に応じて正しく使い分けましょう。
社内コンテスト・スポーツ大会表彰
社内コンテストや大会表彰は、比較的カジュアルな表彰のため、格式よりも「楽しさ・特別感」を演出しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 推奨表書き | 「表彰記念」「記念品」「御祝」 |
| 水引 | 紅白蝶結び |
| 贈り主 | 「○○株式会社」 |
また「○○コンテスト 表彰記念」など、大会名やコンテスト名を表書きに添えると、より特別感が高まります。中でも「大会名+表彰記念」の組み合わせは、オリジナリティと適度な格式を両立できるため、おすすめです。
さらに、表彰式全体の演出にもこだわることで、受賞者の満足度をより高めることができます。
ゴルフコンペや表彰式を盛り上げるポイントについては「ゴルフ表彰式を盛り上げるための5つのポイント!流れやコンペ賞の種類も解説」の記事も参考にしてください。
社内表彰の景品やのし紙についてよくある質問
のし紙に関してよくある疑問をまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
社内表彰で商品券・現金を渡すとき、税務上の注意点は?
現金・商品券は金額にかかわらず給与所得として課税対象になる可能性があるため、事前に経理・税理士への確認が必要です。
一方、物品(記念品)の場合は、社会通念上相当な金額(目安:1万円程度以下)であれば非課税とされることが多いです。
(参考:〔給与等に係る経済的利益〕|国税庁)
ただし、商品券や現金は、たとえ「記念品」として渡しても給与として課税されます。
出典:No.2591 創業記念品や永年勤続表彰記念品の支給をしたとき|国税庁
判断に迷う場合や高額になる場合は、必ず事前に経理担当または税理士に確認するようにしましょう。
のし紙なしで渡すのはマナー違反?
のし紙なしで渡すのはマナー違反です。
特に、永年勤続・功績表彰などの格式ある表彰では、のし紙を用意しましょう。
| シーン | のし紙の要否 |
|---|---|
| 永年勤続・功績表彰など正式な個人表彰 | 必須 |
| 少額の参加賞・カジュアルな社内イベント景品 | 省略可 |
基本は「正式な表彰にはのし紙を付ける」と覚えておくと安心です。判断に迷う場合は、のし紙を付けておくと失礼にあたりにくいでしょう。
短冊のしでも大丈夫?
正式な社内表彰には向きません。重要な表彰にはフルサイズののし紙を使いましょう。
| 項目 | 短冊のし | フルサイズのし紙 |
|---|---|---|
| 形式 | ・細長いシール状 ・略式 | ・通常サイズ ・水引付き |
| 適切なシーン | ・参加賞 ・カジュアルな記念品 | 正式な社内表彰 (永年勤続・功績表彰など) |
短冊のしは手軽に使える一方で、略式とされるため、格式が求められる場面には向きません。
特に社内表彰では、受賞の重みや会社としての敬意を伝える意味でも、フルサイズののし紙を選ぶことが大切です。
のしの表書きのマナーを守って社内表彰を成功させよう
社内表彰におけるのしの表書きは、基本的なマナーを押さえておけば難しいものではありません。
表彰の種類やシーンに応じて適切に選ぶことで、受賞者への敬意や感謝の気持ちをより丁寧に伝えることができます。
今回ご紹介したポイントを参考に、形式に配慮した表彰準備を進めてみてください。
また、記念品を複数ご用意される場合は、発注や予算管理の効率化も重要な要素です。
マイルームでは、社内表彰の記念品を数多くご支援してきた実績があり、用途や表彰内容に応じたご提案も可能です。
のしのマナーとあわせて、法人のお客様向けのお見積り・一括対応サービスもぜひご活用ください。



紅白蝶結びののし

















