「結婚式の二次会、本当にやるべき?」
「二次会をやらないと、ゲストをがっかりさせてしまうかも…」
「披露宴で感謝を伝えきれなかったけど、二次会なしでどうすればいいの?」
結婚式の二次会をやらないと決めたものの、決断に不安を抱えている方は少なくありません。
せっかくのお祝いムードを壊してしまうのではないか、ゲスト、特に親しい友人ががっかりするのではないかと心配になることもあります。
この記事では、二次会「やらない」という選択について、以下の内容を解説します。
この記事を読むことで、二次会に代わるアイデアや、ゲストに失礼なく「二次会なし」と伝える方法がわかります。
自分たちらしい結婚式の形を実現するため、ぜひ参考にしてみてください。
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結婚式の二次会はやらなくていい?傾向と実態
かつては当たり前とされた二次会ですが、最近では実施しないカップルが増加しています。ゲスト側の意識も変化しており、二次会をやらない選択は決して珍しくありません。
ここでは、結婚式の二次会に関する最近の傾向と実態について解説します。
それぞれについて、見ていきましょう。
二次会をやらない人の割合が増加
近年、結婚式の二次会を実施しないカップルが大多数を占めるようになりました。「二次会は当たり前」という価値観は大きく変化していると言えるでしょう。
実際にリクルートが2024年に発表した調査では、約7.5割のカップルが二次会を「実施しない」と回答しています。
参照:ゼクシィ結婚トレンド調査 2024 株式会社リクルート
価値観の多様化により、二次会をやらない選択肢は、今や一般的なスタイルとして定着しつつあります。
「やらなくてもいい」という世間の声
世間的にも、結婚式の二次会に対し「必ずしもやらなくてもいい」と考える人が増えています。
多くの人が集まる大規模なパーティよりも、自分たちの価値観を大切にした、無理のないお祝いの形を重視する傾向が強まっています。
形式にとらわれず、二人らしいお祝いの形を優先する考え方が広まった結果、二次会を開催しない選択が現代では受け入れられているのです。
ゲスト側の参加意欲や期待の変化
二次会に対する考え方は、招待されるゲスト側においても変化しています。
長時間にわたる移動や着替え、追加の費用負担を面倒に感じるゲストもいるでしょう。また、騒がしい雰囲気よりも、新郎新婦や友人と落ち着いて話せる時間を求める人も増えています。
ゲストのニーズが多様化した結果、新郎新婦とゲスト双方に負担の少ないスタイルが好まれるようになったと言えます。
結婚式の二次会をやらない4つの理由
二次会をやらない新郎新婦が増えている背景には、具体的な理由があります。多くの新郎新婦が二次会をやらないと決断する、よくある4つの理由を解説します。
これらのことから、無理をして二次会を開催する必要はないと考えるケースが増えています。
準備がめんどくさい
準備の負担を減らすために「二次会をやらない」という決断をする新郎新婦がいます。
二次会の準備には、多くの手間と時間がかかります。幹事の依頼から、お店の選定、招待客のリストアップ、当日の進行台本やゲームの景品準備まで、やるべきことは山積みです。
さらに、二次会と結婚式の準備とを並行して進める必要があり、新郎新婦自身の負担も大きくなります。
結婚式準備に集中するため、また友人に負担をかけたくないという思いから、二次会を省略するという選択肢が選ばれています。
コストがかさむ
二次会を開催すると予想以上に費用がかさむことも、やらない理由のひとつです。
二次会では、会場のレンタル費用や飲食代はもちろん、ゲームの景品代やプチギフト、衣装代など、細かな出費が積み重なります。
ゲストからの会費で全ての費用をまかなえず、新郎新婦の自己負担が発生するケースも少なくありません。
新生活やハネムーンにお金を使いたいと考える新郎新婦にとって、二次会のコストは大きな負担となります。
グダグダになりやすい印象がある
二次会が盛り上がらず「グダグダな雰囲気で終わってしまうリスクを避けたい」と考える新郎新婦もいます。
プロの司会者を立てない場合、進行がスムーズにいかなかったり、一部の友人だけが盛り上がる「内輪ノリ」になったりする可能性があります。
そうなると、他のゲストが疎外感を感じてしまい、全員が楽しめる空間を作れません。
全てのゲストに満足してもらうことの難しさから、二次会をやめて披露宴だけに集中することを選ぶカップルが増えています。
結婚式当日に余裕がなくなる
結婚式当日のスケジュールに余裕を持たせたいという気持ちも、二次会をやらない大きな動機です。
二次会を行う場合、披露宴後に会場への移動や着替え、準備などで息つく暇もありません。慌ただしい一日となり、新郎新婦自身が心身ともに疲弊してしまいます。
結果として、ゲスト一人ひとりと落ち着いて話す時間がなくなってしまうこともあります。
「一生に一度の日」を心から楽しむため、二次会をなくして時間にゆとりを持たせ、ゲストとの歓談を大切にする新郎新婦が増えているのです。
【本当は後悔している?】結婚式の二次会をやらないことで生まれる心残り
二次会をやらない選択には多くのメリットがありますが、一方で「やっておけばよかった」という心残りが生まれる可能性もゼロではありません。
ここでは、二次会をしなかった場合に考えられる、3つの心残りについて見ていきます。
これらを考慮し、慎重に考えましょう。
友人とゆっくり話す時間がとれない
二次会がない場合「親しい友人とゆっくり話す時間が十分に確保できない」というデメリットがあります。
披露宴は進行が決められており、新郎新婦は高砂に座っている時間が長いため、ゲスト一人ひとりと交流する時間は限られます。
お互いの友人を紹介したり、近況を報告し合ったり、一緒に写真を撮ったりする時間が十分に取れず、物足りなさを感じるかもしれません。
友人との交流を大切にしたい場合は、披露宴のプログラムを工夫し、二次会なしでも満足できる対策を考えておくことが重要です。
式に呼べなかった人と再会する機会がない
結婚式や披露宴に招待できなかった方々に、結婚を報告する機会が失われる点も、心残りのひとつです。
二次会は、披露宴に招待できなかった友人たちにお祝いしてもらえる大切な場です。開催しないと、その機会が失われてしまいます。
久しぶりの再会を楽しみにしてくれている友人がいることも考慮し、二次会に代わる別の形で報告の場を設けると喜ばれるでしょう。
カジュアルな写真や思い出が残りにくい
二次会をやらないと、リラックスした雰囲気の写真や思い出が残りにくい傾向にあります。
披露宴では、フォーマルな衣装でかしこまった写真撮影が中心になります。一方、二次会では友人たちと近い距離で、砕けた表情や自然な笑顔の写真をたくさん残せます。
友人との一体感が伝わるカジュアルな思い出を残したい場合は、二次会なしでもそうした機会を意識的に作ることが大切です。
二次会の負担を減らす代替アイデアと工夫
「二次会はやりたくない、でも友人との時間も大切にしたい」というカップルに、おすすめの代替案があります。二次会に代わる3つのアイデアと、それぞれのポイントを紹介します。
これらの工夫で、二次会の負担をなくしつつ、ゲストとの交流を深められます。
親しい友人との食事会を企画する
結婚式とは別日に「親しい友人だけを招いたカジュアルな食事会を開く」という代替案があります。
結婚式当日とは異なり、時間や場所に縛られず、自由な形式で企画できることが大きな魅力です。結婚式の、前撮りや後撮りのあとに開催するスタイルも選ばれています。
気の置けない仲間とリラックスした雰囲気で結婚を報告し、感謝を伝える素敵な機会になるでしょう。
食事会やパーティを企画する際、幹事を友人にお願いする場合は、適切な配慮とお礼も大切です。
幹事への心遣いについては、「できる新郎新婦はココが違う‼二次会幹事への心遣いとお礼の仕方」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.5次会スタイルで開催する
披露宴と二次会を一つにまとめた「1.5次会」というスタイルを選択する新郎新婦もいます。
1.5次会は、披露宴ほどフォーマルではなく、二次会ほどカジュアルでもない、両者の中間的なパーティーを指します。
ご祝儀制ではなく会費制にしたり、着席ビュッフェ形式にしたりと、内容を自由に設計できる点が特徴です。
1.5次会を成功させるには、ゲストが喜ぶ景品の準備も大切です。幹事の負担を減らしつつ、満足度の高いパーティーを実現するために、景品選びにもこだわってみましょう。
披露宴中に歓談・フォトタイムを多めに取る
披露宴のプログラム自体を工夫し、ゲストと交流する時間を増やすという選択肢もあります。
たとえば、お色直しの回数を減らしたり、余興やエンディングムービーなどの演出を省略したりすることで、歓談やフォトラウンドの時間を十分に確保できます。
新郎新婦が各テーブルを回り、ゲスト一人ひとりと会話や写真撮影を楽しむ時間を作るのがポイントです。
二次会がなくても、披露宴内でしっかり交流できれば、ゲストの満足度は大きく高まります。
結婚式の二次会をやらないときの伝え方
二次会をやらないと決めたら、その旨をゲストへ丁寧に伝える必要があります。ここでは、二次会なしをスマートに伝えるための4つのポイントを解説します。
ゲストをがっかりさせず、誤解を招かないように、配慮した伝え方を工夫しましょう。
招待状や事前案内に「二次会なし」と記載する
最も確実なのは、招待状に二次会がないことを明記する方法です。
招待状の末尾などに「誠に勝手ながら二次会は予定しておりません」といった一文を添えます。二次会の有無を事前に知らせることで、ゲストは当日の予定を立てやすくなります。
早い段階で正式に伝えることで、ゲストの疑問や憶測を防ぎ、親切な印象を与えられます。
メールやSNSなどの個別連絡で丁寧に伝える
親しい友人には、招待状だけでなく、個別に連絡して二次会がない旨を伝えるのが丁寧です。
「二次会はやらないんだけど、披露宴でたくさん話そうね!」のように、直接自分の言葉で伝えることで、気持ちがより伝わります。
個別のフォローがあることで、友人は「大切に思われている」と感じ、二次会がなくても温かい気持ちでお祝いしてくれるはずです。
角の立たない表現を使う
二次会をやらない理由を伝える際は、ゲストへの配慮が感じられる、角の立たない表現を選ぶことが大切です。
単に「二次会はありません」と伝えるのではなく「当日は皆様と披露宴でゆっくり過ごしたく、二次会は行わないことにいたしました」のように、ポジティブな理由を添えましょう。
「二次会をやらない分、披露宴で精一杯おもてなしさせていただきます」といった表現も好印象です。ゲストを思いやる一言を添えるだけで、二人の誠実な気持ちが伝わります。
ゲストを配慮した感謝とフォローを行う
披露宴に招待できなかった友人や、お祝いをくれた方々へのフォローも忘れずに行いましょう。
友人には、結婚報告はがきやSNS、個別メッセージなどで報告します。お祝いの品やメッセージををくれた方には、お礼の言葉とともに「結婚式の写真を共有する」といった心遣いも喜ばれます。
二次会という場がなくても、丁寧なフォローをすることで、感謝の気持ちは十分に伝わります。
結婚式は「ふたりらしさ」がいちばん大切
結婚式の二次会をやるかやらないかに、正解はありません。大切なのは、新郎新婦である二人が納得できる、自分たちらしいスタイルを見つけることです。
周囲の意見や慣習にとらわれず、二人にとって何が一番大切かを話し合い、後悔のない選択をしてください。
二次会や1.5次会、親しい友人との食事会を開催することになった場合は、ゲストに喜んでもらえる景品選びも大切なポイントです。
マイルームでは、様々なパーティーシーンに合わせた景品を豊富に取り揃えています。自分たちらしいお祝いの形に合わせて、ぜひチェックしてみてください。