「結婚式の二次会をしたいけど何から準備すればいい？」
「準備はいつから始めたらいい？」
こんな悩みを抱えていないでしょうか。
結婚式二次会を開催したいなら、およそ3〜4ヶ月前から準備を始めましょう。
準備の内容は、幹事同士の打ち合わせや会場予約、招待状の作成、備品・景品の買い出しまで多岐に渡ります。適切な幹事の人数や役割分担についてもあらかじめ決めておく必要があるでしょう。
この記事では、結婚式二次会の準備スケジュールや幹事の役割分担について解説します。さらに、先輩幹事が体験した「良かったこと」「失敗したこと」のエピソードも紹介していますので、新郎新婦や幹事の方は参考にしてください。
index
結婚式二次会の準備は4ヶ月前から始めよう
幹事と新郎新婦の最初の打ち合わせ時期は、3～4ヶ月前が理想と言われます。
ゲストが多い二次会や、演出や余興に力を入れたいなど、こだわりがある二次会であれば、それ以上に準備時間に余裕が欲しいところ。どのタイミングで何をするのか、余裕を持ったスケジューリングが肝心です。
まずは、幹事同士の打ち合わせ。ここから2次会の準備がスタートします。当日までにやる事を理解して、しっかりスケジュールを立てましょう。
結婚式二次会の当日までの準備スケジュール【事例あり】
結婚式二次会の準備では、スケジュールを立てて「当日までに何を準備したら良いのか」を明確にするのが大切です。
まずは、4名以上で幹事をするケースを想定して、準備スケジュールの事例を紹介します。
| 時期 | 準備の内容 |
|---|---|
| 4ヶ月前 （打ち合わせ） | ・幹事を依頼する ・役割分担を決める |
| 3ヶ月前 （会場の予約） | ・会場を下見して決める ・招待状を作成する |
| 2ヶ月前 （プランニング） | ・演出を決める ・余興やゲームを決める |
| 1ヶ月前 （必要なものの準備） | ・ゲストの名簿作成 ・景品の買い出し |
| 1週間前〜直前 （最終的な打ち合わせ） | ・演出や進行の最終確認 ・受付や備品の確認 ・新郎新婦と最終打ち合わせ |
【4ヶ月前】二次会の内容を打ち合わせ
まずは、新郎新婦が幹事を決めて、どのように準備を進めていくか役割分担していきます。
新郎新婦から幹事を依頼する
新郎新婦が自分で二次会の準備をするのは大変なので、幹事に準備を依頼します。
新郎新婦それぞれの友人から幹事を立てる場合など、幹事同士が知らない間柄だった場合は、顔合わせもおこないましょう。
顔合わせでは、本題の二次会について時間を決めて話し合いをします。今後の連絡手段や次回までに決めておき、新郎新婦の希望をしっかりヒヤリングします。
それぞれの役割分担を決める
幹事それぞれの得意分野を活かして役割分担すると、準備もスムーズに。
全ての作業に期限を決めて、進捗状況を幹事同士で共有しておくと、思わぬトラブルにもすぐに対応できます。
【3ヶ月前】会場の下見や招待状の作成
二次会の会場は3ヶ月前に予約します。早めに予約しておけば、変更したくなった場合でも柔軟に対応できるでしょう。
会場を下見して決定・予約する
二次会の会場を選ぶときは、次の5つのポイントを押さえておきましょう。インターネットで見るだけでなく、きちんと下見しておくのがおすすめです。
- 会場の立地
- 収容人数
- 食事やドリンクの種類
- オプション機器
- 新郎新婦の希望に沿う会場であるか
会場が決まって予約する際は、会場費用に何が含まれているのか確認しておきます。
たとえば「飲食代とは別に支払う料金があるか」「延長時に追加料金がかかるか」「ゲストが増減したときどういう対応になるか」をお店側に確認しておきましょう。
余興で使用する備品・景品。会場設備使用料なども忘れずに予算に入れてください。ゲストの会費以外に新郎新婦が負担するケースもあるので、事前に相談しておきます。
ゲストに招待状を作成する
あらかじめ誰を招待したいのか、新郎新婦にしっかりヒヤリングしておきましょう。
おおよその人数が把握できていると、予算を決めるときにスムーズです。招待状には必ず、日程・場所・会費などの詳しい情報を掲載します。
結婚式が決まったタイミングで新郎新婦から声をかけてもらう場合もあるため、誰が準備をするか事前に決めておきましょう。専用のアプリ・SNS・メールなど、招待状を送付する手段はさまざまです。
【2ヶ月前】二次会の内容をプランニング
2ヶ月前になると、いよいよ予約した会場でどのような二次会を開催するのか具体的に決めていきます。プランニングは楽しくて、当日が待ち遠しくなるでしょう。
プランニング演出を決める
新郎新婦にやりたい余興やどんな雰囲気にしたいか、最低3つはリクエストしてもらいましょう。
当日使用したいBGMや映像などの準備もこのタイミングで始めます。
ゆっくり歓談したい、ゲームで楽しみたい、記念撮影やケーキバイトをしたいなど、新郎新婦の希望を叶えてあげましょう。
二次会をさらに盛り上げたい幹事の方は「結婚式二次会みんなが笑顔になる面白い・サプライズ演出を徹底解説」の記事も参考にしてください。
余興やゲーム内容を決める
余興で一番大切なのは、ゲスト全員が参加できて盛り上がることです。一部の人だけで盛り上がるような内輪ネタは避けましょう。
また、進行表の作成するのもポイントです。
会場が使えるのは、受付・片付けまですべて含めて2〜3時間くらいなので、ゆとりを持った時間配分にしましょう歓談時間を有効に入れて、余興だけでなく、新郎新婦とゲストの交流も楽しめるプランを組み立てます。
盛り上がるゲームがわからない方は「結婚式二次会が盛り上がるゲーム15選！全員参加・チーム対応・個人戦それぞれ紹介」の記事も参考にしてください。
【1ヶ月前】必要なものを用意する
結婚式の開催が1ヶ月前に迫ってきたら、名簿や備品・景品など必要なものを準備していきましょう。
ゲストの出席管理と名簿作成
結婚式二次会をスムーズに進めるには、ゲストの出欠管理が必要不可欠なので、1ヶ月前までには参加・不参加を明瞭にしておきましょう。
招待を送ったものの、返答のないゲストには再度連絡します。
ゲストの人数が明確になったら、参加者の名簿を作成します。男女別に名簿を分け、50音順に名前を書きます。備考欄を大きく設けておくことも忘れずに。
作成後は名前の誤りがないか新郎新婦に確認してもらいましょう。
景品の買い出し
結婚式二次会の景品については、購入するものが決まっていれば代表者だけで買い出しに行けば問題ありません。
なかなか忙しくて買い出しに行けない方、魅力的な景品をなかなか決められない方は、景品セットを利用するのがおすすめです。
景品ショップ・マイルームでは、予算・セット数ごとに目玉商品から参加賞まですべて揃ったセットが販売されているため、位置から選ぶ手間がかかりません。
＼会場へ直接手配できる！／
【目録・パネル付き】二次会のおすすめ景品ランキングを見る【1週間前〜直前】最終的な確認と打ち合わせ
結婚式の1週間前になると、二次会の内容はほとんど決まっているはず。最後に、トラブルをなくすために各種確認を忘れずに済ませておきましょう。
演出内容や進行の最終確認
二次会当日に使用する演出道具がすべて揃っているか確認します。
使用するBGMや映像、景品や備品など。大まかに二次会の流れをイメージしてみましょう。
新郎新婦からの挨拶や景品を渡すタイミングなど、ポイントとなる所は幹事同士でシミュレーションしておくのがおすすめです。
お釣りの準備や備品の確認
備品については、筆記用具・お釣り・会費を入れる集金箱などを準備します。
集金箱は鍵がかかるものがベストです。
お釣りが足りなくて焦らないように多めに用意しましょう。会費により1,000円札と500円玉が多めに用意されていると安心です。
新郎新婦と最終的な打ち合わせ
新郎新婦との最終打ち合わせは欠かせません。
忘れてはいけない確認ポイントは、新郎新婦の会場入りする時間です。新郎新婦の到着が遅れると、その後の進行に大きく影響するため、到着時間は必ず確認しましょう。
また、料理やドリンク、余興内容や景品、最初にヒヤリングしたときの希望と相違がないか確認をします。
【当日】結婚式二次会の流れは？
結婚式の当日は、次のような流れで進めていきます。
- 受付の準備
- 会場の飾り付け
- 会場の設備確認
- 進行の最終確認
- 片付けや撤収
受付をスムーズに進めるために、名簿にチェックを入れる人、会費を受け取ってお釣りを渡す人、クロークに案内する人など役割分担をしておきましょう。
当日は30分から1時間前に会場入りして、受付カウンターやウェルカムボードなどに飾り付けします。加えて、マイクやスクリーン、音響などの設備に問題がないか確認するのも大切です。
二次会の開演前に、幹事同士で最終確認しておくとベストです。
二次会が無事終わったら、会場に支払いします。後でトラブルにならないため、領収書・明細は必ずもらっておきましょう。
結婚式二次会における幹事は4人くらいが目安
「幹事の人数が少ない！」
「忙しくて時間が取れない！」
そう悩んでいないでしょうか。
二次会幹事の人数は規模にもよりますが、平均4名以上でやる事が多いようです。
幹事の人数が少ない場合や、準備に時間が取れない場合など、幹事以外に役割を分担しておくことも考えます。
新郎新婦が出来ること、ゲストが出来ること、また専門の人に依頼するなど、どのように分担するのか、新郎新婦と幹事でしっかり話し合っておきましょう。
結婚式二次会における役割分担
結婚式二次会では、新郎新婦・幹事でそれぞれ次のように役割分担しましょう。
| 役割 | アドバイス |
|---|---|
| 会場に関すること （新郎新婦／幹事） | 会場選びは新郎新婦、予約や会場との連絡は幹事がおこなうなど、役割を分担してもよいでしょう。 |
| ゲストの出欠管理 （新郎新婦／幹事） | ゲストのリストアップは新郎新婦がおこないます。 名簿作成や招待方法は、相談しながら幹事が行います。 |
| お金の管理 （幹事） | 当日の集金や精算は新郎新婦は出来ないため、幹事が代わりに管理します。 お金の話しはデリケートなので、しっかり話し合っておきたいです。 |
| 企画 （幹事） | 新郎新婦からのリクエストを元に、幹事が二次会のプランニングを行います。 |
| 景品選び （新郎新婦／幹事） | 景品の上位（豪華景品）のみ新郎新婦が決めて、あとの景品は幹事にお任せをすることもあります。 |
| 司会 （幹事／スタッフ） | 司会に慣れている幹事がいない場合は、プロにお願いする手もあります。 |
| 受付 （幹事／ゲスト） | 受付作業は2名～3名で行うのが理想的です。 受付をゲストにお願い出来ると幹事も他の作業に回れるのでとても助かります。 |
| 音響、照明 （幹事／会場スタッフ） | 会場によりスタッフが行ってくれることもあるので、会場選びの時に確認しておきましょう。 |
| アシスタント （幹事／ゲスト） | 二次会の進行の補助をします。ゲームで使う小道具を配ったり、景品を渡したりします。 幹事の人数が足りない場合はゲストにお願いすることも考えます。 |
【体験談】結婚式二次会の準備について先輩幹事に聞いてみました
結婚式の二次会ではどのようなトラブルが多いのでしょうか？新郎新婦にとって一生に一度の晴れ舞台です。どんなトラブルも避けたいのが本音でしょう。
幹事や新郎新婦の間で起きたトラブルや失敗談、大変だった事や上手く行ったことなど、実際の声を幹事経験者に聞いてみました。
まずは「うまくいったこと」から紹介します。
| ♥charornさん（20代女性） 1人決めてくれるリーダー的な人がいたので、その人が仕切って場所を決めたり打ち合わせの日を決めたりしてくれました。 |
| ♥minamid0204さん（30代女性） 最低限の集まりで、完全に分担して作業したので、それぞれが仕事をしている社会人同士でしたが時間は有効に活用できたように思います。お互いがお互いの細かな作業内容は知らない部分も多かったですが、司会進行・余興の景品・音楽は男性陣、受付業務・会場のレイアウトは女性陣と明確な役割分担は効率が良かったです。 |
| ♥ayagon28さん（20代女性） 1人決めてくれるリーダー的な人がいたので、その人が仕切って場所を決めたり打ち合わせの日を決めたりしてくれました。 |
次に「結婚式二次会で失敗したこと」も聞いてみました。
| ♥hide38さん（40代男性） 賞品を持って帰る袋などまで用意できて（気づいて）なく、持ち帰りに困っている人がいた。 |
| ♥zumiteさん（30代男性） 新郎新婦側が景品を準備したので景品の中を知らずに進行しており、景品が当たった人に中身を聞かれることが多々あったが「わかりません」と答えるしかなかったのが良くないなと思った。 |
| ♥happymakerさん（40代女性） 新郎側、新婦側の幹事が合計7名もいて、しかも途中からは一人増えて8名だった。リーダーもいなく、ファミレスでだらだらなんとなく話す会議のようなものが何回か行われた。協力的な友人がいれば幹事は少なくていい。 |
| ♥コニコニコニさん（30代女性） 新郎側、新婦側の幹事が合計7名もいて、しかも途中からは一人増えて8名だった。リーダーもいなく、ファミレスでだらだらなんとなく話す会議のようなものが何回か行われた。協力的な友人がいれば幹事は少なくていい。 |
最後に「結婚式二次会の幹事側をやってみて大変だったこと」も聞いてみました。
| ♥sami820（30代女性） 新郎新婦から申告のあった二次会参加者と当日参加の人数に大きな差があり、会場の大きさが人数に対して狭くなったことです。あらかじめ多めの人数を想定していましたが、それよりも参加者が多くなり座席が足りず、当日会場から椅子を借りたりテーブルを作ったりなどバタバタしてしまった点は大変だったなと思います。 |
| ♥YUU-MA（30代女性） 思った以上に欠席者が出てしまい、足りない分のお店への支払いもバタバタしていましたが、主役の2人は友達に囲まれすぐに相談できる状態ではなく、前もってそうゆうことがあったときにどう対応するか、を決めておけば良かったなということがたくさんでした。 |
| ♥asa52751（30代女性） 予算や料理の関係で、事前に人数と参加者名簿を作って把握して望んだ二次会でしたが、当日時間になっても来ない人がいたり、逆に名簿欄外の出席がありました。来ない人には連絡を取り、改めて出席の有無を確認をしたり、急遽出席となった人には、予算と料理が間に合うかお店のスタッフに確認を取るかたちでなんとかなりました。時間通りに来られなかったのは場所がわからなかったとのことで欠席にはなりませんでしたが、詳しいお店の地図など事前にお知らせするべきだなと痛感しました。急遽の参加者にも合わせ、１人や２人前前後することも予想して計画を立てることで当日もう少し余裕を持って対応できたかなと思います。また、二次会の進行は私達幹事が行いましたが、参加者にお酒が入ると予想以上に時間どおりに進みませんでした。時間配分もかなり余裕を持って組んだり、フリータイムの時間を長めに取るなどするくらいのほうが余裕を持って望めたように思います。 |
| ♥sue5192（40代女性） 大変だったのは景品の準備。基本的に幹事に全て任されていたので、何が良いのか皆の意見がまとまらず（これにしよう！ とリーダーシップを取る人がいなく）、揃えるのがギリギリになってしまいました。お店の予約は、希望の場所（最寄駅など）を新郎新婦に聞いておき、幹事でいくつか候補を出して最終的に新郎新婦に決めてもらいました。そこまでは良かったのですが、思ったより会場が狭く、当日は人でぎゅうぎゅうになってしまい動くのが大変だったので、もう少し広めの場所を候補に選んであげれば良かったかなと思いました。 |
先輩幹事たちの体験談も参考にしながら、当日スムーズに二次会を終えられるよう準備を進めていきましょう。
結婚式二次会の準備に関するよくある質問
そもそも結婚式の二次会と披露宴の違いは？
二次会と披露宴はそれぞれ開催する目的が異なります。
披露宴は、新郎新婦が正式に自分たちが結婚することを発表するための場ですが、二次会は友達や同僚などとよりカジュアルに楽しむための場です。
結婚式二次会の幹事にお礼で渡す金額はいくら？
幹事へのお礼をする場合、5,000円から10,000円くらいが適切です。
幹事へお礼をすべきかどうか決まりはなく、お金を支払うべきかどうかは賛否両論です。会費を負担する、ちょっとしたギフトを渡すなど、お金以外の方法で感謝を伝えるのもよいでしょう。
結婚式二次会の会費は8,000円だと高い？
結婚式二次会の会費が8,000円でも高すぎることはありません。
結婚式の二次会における会費の相場は1人当たり5,000円から8,000円となっており、高めではありますが相場の範囲内です。
実際には、開催場所や料理のクオリティ、参加者の年代によって臨機応変に費用を考えてください。
たとえば、若い人ばかりで開催する二次会なら、カジュアルに安めの会場を選んでもよいでしょう。
結婚式二次会の当日までの準備スケジュールのまとめ
結婚式の二次会は、準備することが山ほどあります。出来るだけ早く準備に取り掛かりたいですね。
準備のポイントは以下の3つです。
- 誰が何をやるのか明確にする
- 余裕を持ったスケジュールを立てる
- 幹事だけで手が回らない時は潔く外部に依頼する
スケジュールを立てたら、それぞれの担当で進捗状況を共有することをおすすめします。他の幹事がどんな具合か、状況を確認しておくと、準備の遅れや問題などが起きてもすぐに対応できます。
一つずつスケジュールをクリアして二次会当日までみんなで協力して素敵な二次会を開催しましょう。
