「社内表彰の新しいアイデアを考えているけど、なかなか浮かばない」
「マンネリ化した表彰制度を改善したい」
「他社の事例を参考にして自社に合う社内表彰制度を作りたい」
社内表彰制度を取り入れたいと思ったものの、アイデアが浮かばず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ただ取り入れるだけだと、社員のモチベーションが下がったり、制度がマンネリ化したりする可能性があります。
目的を明確にし、メリットを理解して取り入れれば、組織の活性化にもつながるでしょう。
本記事では、社内表彰について、以下の内容を解説します。
本記事を読むことで、自社に最適な表彰アイデアを見つけ、社員の貢献意欲を高められるでしょう。
さらに、景品におすすめのマイルームの商品もご紹介します。ぜひ、参考にして社内表彰を意義のあるものにしてください。
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社内表彰制度を取り入れる前に!目的の明確化が大切
社内表彰制度は、企業の経営戦略の一環として、組織全体の活性化や目標達成を促進するものです。
単に優れた社員を称賛するためだけでなく、社員のモチベーション向上や会社への貢献意欲を高めることが大きな目的です。
会社が大切にしている価値観や理念、社員にどういった姿を期待しているのかを示すメッセージになります。
社員の頑張りを「見える化」して正当に評価することで、会社への信頼感や愛着を深める効果が期待できます。
以下のように、組織全体のパフォーマンス向上につなげることを目指しましょう。
- 生産性の向上
- チームワーク強化
- 離職率の低下
目的を明確化すれば、制度やルールの運用方法も具体的にできます。
社内表彰制度を導入する3つのメリット
社内表彰制度を導入して得られるメリットを3つ紹介します。
社内表彰制度の導入を検討する際に参考にしてみてください。
社員のモチベーションアップにつながる
社内表彰は、社員のモチベーションアップに効果的です。自分の努力や成果が会社に認められ、称賛されることは、社員にとって働くうえでの大きな原動力になるからです。
表彰される経験は、達成感や自己肯定感を高め、今後の業務への意欲につながります。また「次こそは表彰されたい」「自分も会社の役に立ちたい」など、ポジティブな競争意識を生み出すでしょう。
モチベーションが高い社員は、生産性が高く、より積極的に業務に取り組む傾向があります。その結果、組織全体にプラスの流れが生まれ、活性化につながることが期待できます。
企業の理念やビジョンが浸透する
社内表彰制度は、企業の理念やビジョンを社員に浸透させる有効な手段です。どのような行動や成果が表彰の対象となるかを明確にすることで、会社が共有したい価値観や目指す姿を伝えられるからです。
たとえば「挑戦」や「顧客満足」に関する賞を設けると、これらの重要性を社員全体に示せます。
表彰制度を通じて、会社の理念やビジョンが単なるスローガンではなく、日々の業務とのつながりだと社員は実感できます。
社員が会社の理念に共感し、それを意識して行動することで、組織全体の一体感が強まるでしょう。
部署や業務内容に関わらず公平に評価できる
従来の業績評価だけでは見えにくい、多様な貢献を評価できるようになります。
様々な表彰項目を設けることで、営業職だけでなく、事務、開発、サポートなどの多様な業務の社員の公平な評価が可能です。
これにより、社員は仕事内容に関わらず会社に貢献できる可能性があると感じ、働くモチベーションを高められます。
さらに、幅広く社員を評価することで、多様な人材が活躍できる企業風土が整い、職場環境の改善にもなります。誰もが評価される可能性があると感じられる制度設計は、社員全体の参加意識を高める上で重要です。
社内表彰制度で起こりうるデメリット3選
社内表彰制度を取り入れると起こる可能性があるデメリットを3つ紹介します。
社内表彰制度を取り入れる際は注意してください。
運用コストがかかる
表彰制度の導入には、以下のように多くの時間と人手が必要になります。
- 設計
- 告知
- 選考
- 事務手続き
- 表彰式の実施
また、褒賞となる景品や金銭、表彰状、トロフィーなどの物品にも費用が発生します。大規模な表彰式を行う場合は、会場費や設営費など相応の予算が必要です。
制度の管理や評価にかかる人件費も継続的に発生するため、経営の負担になる可能性があります。
不透明な選考基準で社員のモチベーションが下がる
選考基準が曖昧だったり、評価プロセスが不透明だったりすると「なぜあの人が選ばれたの?」という疑問が社員の中に生まれます。
特定の社員や部署ばかりがくり返し表彰される状況が続くと、次のような疑念を抱かせてしまうこともあります。
- えこひいきではないか
- 特定の社員に有利なルールではないか
選ばれない社員は「頑張っても無駄だ」と感じ、やる気を失ってしまう可能性が高いです。制度が形骸化し、社員が関心を持たなくなると、導入にかかったコストや労力が無駄になってしまいます。
現場の不満や意見に耳を傾けず、一方的に制度を運用すると、会社への不信感につながるリスクもあります。
制度がマンネリ化する
毎年同じような表彰項目や演出ばかりだと、マンネリ化して制度への関心が薄れてしまいます。社員も「どうせ毎年同じだろう」と意欲が下がり、制度だけが形骸化する可能性があります。
ニーズや時代の変化に合わせて表彰項目を見直したり、新しいアイデアを取り入れたりしてフレッシュさを保つ努力が必要です。
社員が「今年はどんな表彰があるんだろう」と楽しみにできるような制度を目指すことが大切です。
【全15選】社内表彰で使えるアイデア一覧
社内表彰制度の効果を高めるには「表彰されたい!」と感じるような、魅力的でユニークなアイデアを取り入れることが重要です。
ここでは、15種類の社内表彰で使えるアイデアを紹介します。会社の風土や目的に合わせて、最適なものを選んでみてください。
定番の社内表彰アイデア6つ
定番の賞は、企業の根幹を支える貢献を評価するために重要です。ここでは、定番の社内表彰のアイデアを6つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
新人賞
半年や1年以内など、入社一定期間内の社員の中で、特に顕著な活躍や成長を見せた社員に贈られる賞です。
新卒社員や中途入社社員の早期活躍を促し、モチベーションを高める目的で設けられます。会社の新しい力となる人材を評価し、今後のさらなる活躍への期待を示します。
本人の意欲向上はもちろん、他の新入社員にとっても良い目標となるでしょう。
最優秀社員賞
年間や半期などの特定の期間内に、最も会社の業績や目標達成に貢献した社員に贈られる、権威のある賞の一つです。
会社全体の模範となるような成果や貢献をした社員を称賛し、功績を共有することを目的としています。全社員にとって目指すべき最高の目標として位置づけられ、受賞者には相応の報奨が与えられるのが一般的です。
勤続年数賞
会社に長く貢献してくれた社員に対し、感謝の意を示すために贈られる賞です。一般的には、以下のような節目に表彰することが多いです。
- 勤続5年
- 勤続10年
- 勤続20年
- 勤続30年
社員の会社への愛着や定着率が向上し、離職率を下げる効果も期待できます。
ベストチームワーク賞
部署内や部署をまたいで、優れたチームワークを発揮して目標達成に貢献したチームに贈られる賞です。個人だけでなく、チームで協力することの重要性を社員に伝えられます。
社員同士の連携や助け合いを促進し、組織全体の協調性を高め、より生産性の高い組織風土を作る効果が期待できます。
プロジェクト貢献賞
特定の重要なプロジェクトにおいて、成功に大きく貢献した個人またはチームに贈られる賞です。
通常の業務とは異なる特別なプロジェクトでの、頑張りや成果が評価の対象になります。新しい挑戦や、困難な課題への取り組みを奨励するメッセージになります。
プロジェクトの成功事例を共有することで、組織全体の遂行能力の向上にもつながるでしょう。
顧客満足度No.1賞
顧客からの評価が最も高かった社員や、顧客満足度向上に最も貢献した社員・チームに贈られる賞です。
顧客志向の文化を醸成し、社員の顧客対応スキルの向上を促すことが目的です。会社の売上だけでなく、顧客からの信頼獲得を重視する姿勢を示せます。
その結果、接客や顧客対応力が向上し、会社のブランド価値が高まります。
ユニークな社内表彰アイデア9つ
会社の文化や社員の個性を活かしたユニークな表彰アイデアを取り入れることで、表彰制度の価値が高まります。
ここでは、ユニークな社内表彰のアイデアを9つ紹介します。
ユニークな制度を取り入れたい場合は参考にしてみてください。
ベストパパママ賞
仕事と育児を両立しながら活躍している社員や、子育て支援制度を積極的に活用し模範となっている社員に贈られる賞です。
多様な働き方を尊重し、社員のワークライフバランスを支援する会社の姿勢を示します。育児中の社員が働きやすい環境づくりへの貢献や、他の社員への良い影響力を評価するのがポイントです。
ピアボーナス賞
社員同士がお互いに日頃の感謝や貢献に対して、ポイントやサンクスカードなどを贈り合う「ピアボーナス制度」と連動した賞です。
最も多くのボーナスを受け取った社員や、最も多くのボーナスを贈った社員が表彰の対象です。
社員同士の感謝や称賛の文化を醸成し、ポジティブなコミュニケーションを活性化する効果が期待できます。
大失敗賞
新しいアイデアや難しい挑戦をした結果、大きな失敗をしたものの、そこから多くの学びを得た社員に贈られます。
新しいことに挑戦する「チャレンジ精神」を奨励し、失敗から学び成長することの価値を会社が認めるメッセージになります。社員は積極的に行動できるようになり、組織全体の活性化にもつながるでしょう。
ほめ大賞
最も多くの社員から「褒められた」社員や、最も他の社員を「褒めた」社員に贈られる賞です。ピアボーナス制度などと連携して、運用されることもあります。
社員同士がお互いの良い点を見つけ、積極的に認め合い、称賛し合う文化を育むことが目的です。人間関係が良好になり、チームワークの向上や職場がポジティブな雰囲気になります。
ホスピタリティ賞
顧客や社員に親切に対応したり、困っているときに積極的に助けたりと、優れたホスピタリティを発揮した社員に贈られる賞です。
会社の「おもてなしの心」や、助け合いの精神を大切にする姿勢を社内外に示せます。職場の雰囲気が良くなり、働きやすさが向上する効果が期待できます。
健康チャレンジ賞
健康チャレンジ賞は、次のように社員の健康増進への取り組みを称賛する賞です。
- 健康診断の結果で目標を達成した社員
- 禁煙に成功した社員
- ウォーキング目標を達成した社員
会社が社員の健康を大切にしているというメッセージとなり、社員の健康意識の向上を促します。社員の健康意識が高まると、企業の健康経営にもつながり、医療費の削減につながる相乗効果もあります。
ベストティーチャー賞
自分の持つ知識やスキルを共有することで、組織全体のレベルアップに貢献した社員に贈られる賞です。教えることの価値を認め、社員同士が学び合い、成長し合う文化を育みます。
賞があることで、組織全体のスキル向上や業務効率化につながることが期待できます。
ベストクリーン賞
自身のデスク周りや部署内の共有スペースなど、職場環境の整理整頓や美化に日常的に貢献している社員に贈られる賞です。
日々の細やかな貢献に光を当てることで、部署や役職を問わず誰でも受賞できることをアピールできます。
整理整頓された快適な職場環境づくりは、単に気持ちが良いだけでなく、業務の効率化にもつながります。
リモートワークMVP賞
リモートワークMVP賞は、以下のようにリモートワーク環境下で成果を上げ、働き方に工夫した社員に贈られる賞です。
- リモートワーク内でも生産性の維持や向上
- コミュニケーションの活性化
- 他のリモートワーク社員のサポート
新しい働き方で模範となる行動や成果を評価することで、モチベーションの維持やチームワークの促進ができるでしょう。
なお、表彰の際には景品を渡すと喜んでもらえます。
景品なら景品専門の「マイルーム」で用意するのがおすすめです。種類豊富な商品を取り扱っているので、ぜひ利用してみてください。
>>「景品専門店」について詳しく見るユニークな社内表彰の取り組み事例3選
他社のユニークな社内表彰の事例を3つ紹介します。
新しい制度の導入を検討する際は参考にしてみてください。
ベスト・オブ・自画自賛で賞|株式会社CINC
株式会社CINCの「ベスト・オブ・自画自賛で賞」は、毎月実施される「自画自賛で賞」の受賞者の中で最も価値が高い人に贈られます。
1ヶ月を通じて行った取り組みを発表し、役員による社内投票で受賞が決まります。月に一度開催されるところも、他にはあまり見られない点です。
自身の成果をアピールする文化を作り、社員の主体性を高める効果が期待できます。
参照:CINC TIMES
LAWSON Challenge Award|株式会社LAWSON
株式会社LAWSONの「LAWSON Challenge Award」は、年間を通じて行われた現場で次のことを表彰します。
- 創意工夫
- 業務改善
- 新たなアイデア
この賞は、以下のような社員一人ひとりの自発的なチャレンジが評価されます。
- 部署をまたいでプロジェクトを立ち上げる
- 立場の違う社員が意見を出し合う
社員の当事者意識を高め、現場の声を重視して改善を促進できるでしょう。
参照:ローソン公式サイト
大失敗賞|太陽パーツ株式会社
太陽パーツ株式会社の「大失敗賞」は、チャレンジした結果、失敗したもののノウハウを残した社員を表彰する制度です。半年に一度実施され、失敗を恐れずにのびのびとチャレンジできる風土が根付きます。
他にも「縁の下の力持ち賞」など遊び心のある賞が存在し、社員が楽しみながら働ける環境づくりに貢献しています。
参照:太陽パーツ株式会社
社内表彰におすすめの景品5選
社内表彰の景品におすすめのアイテムを5つ紹介します。
参考にして、予算や社員のニーズに合わせて選んでみてください。
金一封
金一封は、最もシンプルで、社員が自由に使えるため喜ばれやすい褒賞です。
賞のグレードに合わせて金額を調整しやすく、柔軟に対応できるメリットがあります。直接的な報酬として、社員のモチベーションに強く働きかける効果が期待できます。
特に貢献度の高い賞や大きな成果を上げた社員に贈られる場合、金一封が選ばれるケースが多いです。
トロフィー・盾・賞状
表彰された「証」として形に残る、記念品としての価値が高いアイテムです。会社のロゴや表彰名、受賞者名を刻印することで特別な記念品になります。
受賞者の達成感を視覚的に示し、長期にわたって記憶に残りやすいのが特徴です。金銭的な褒賞と合わせて贈ることで、より一層特別感を演出できるでしょう。
カタログギフト
カタログギフトは、贈る側の趣味や好みが分からなくても、相手に喜んでもらいやすいのが大きなメリットです。
次のように、様々なジャンルの商品が掲載されているものを選べば、幅広いニーズに対応できます。
- グルメ
- 電化製品
- 雑貨
- 体験
予算に合わせて様々な価格帯のカタログがあるので、予算管理もしやすいのが魅力です。
商品券
商品券は、百貨店やスーパー、ECサイトなどの様々な場所で利用できます。金一封と同様に使い道が自由なため、多くの社員に喜ばれやすい景品の一つです。
換金性が高く、実質的な価値が分かりやすい点が特徴です。金額を調整しやすく、少額から高額まで幅広い賞に対応できます。
実用品
日常生活やビジネスシーンで実際に使える、少し品質の良いものや、話題性のあるアイテムが喜ばれる傾向にあります。
たとえば、以下のようなものがおすすめです。
- 有名ブランドのボールペン
- 高品質なキッチンツール
- 便利な小型家電
- 人気のイヤホン
「自分ではなかなか買わないけど、もらうと嬉しい」と感じるようなアイテムを選ぶのがコツです。実用的であるため、受け取った後も長く使ってもらえ、表彰の記憶につながりやすいでしょう。
なお、マイルームでもゲーム機・電子機器やキッチン家電など社内景品にぴったりの実用品を取りそろえております。
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